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1985年8月12日、羽田発大阪行きの日航機が群馬と長野の県境御巣鷹山に墜落し乗員乗客520名の命を奪った事故を追う群馬県のある地方新聞社の人々の姿を描いた作品。
その事故の記事の全権を任された記者・悠木とそれらを巡る社内の動きや他紙を巡って繰り広げられる戦い。そして悠木の家族、友人、彼自身の人生を事故を追う彼と共に描きながら進んでいく。


見る前は事故の核心にもう少し触れたものだと思っていたのですが、あの事故を新聞社の立場から見たものでした。まあ私が思っていた内容だったら辛すぎただろうし・・・。
新聞社というお仕事は他社をすっぱ抜く特大スクープ、1面トップ記事を巡ってこんな戦いをしているのかと思いながら見つつも、なぜだかいい気がしない。それには多くの人の命が失われたと言う事実をわかって見ているかだら。新聞を見る側にとっては確かに正しい新しい情報は知りたい、新聞をあまり読まない年齢層でさえ(当時の私も含む)1面トップとTV欄は目にする。作る側にもいろんな事情があるのはわかった。でも・・・。この作品を見ながら、記憶している当時のTVの映像や、新聞に掲載された写真などが頭を駆け巡る。もちろんその事故の記事を任された記者の心の葛藤や、事故現場を取材に行った記者が実際に見た思いなども描かれていた。だからすごく複雑な思いで見終えた。もちろんこんな複雑な思いでこの作品を見ることになったのはこういう人たちがいたからだが。
そして昨年だったか遺族に返された遺品を載せた記事を読んだ時は涙がボロボロと止まらなかったことを思い出した。
インターネットが普及した今では新聞を取らない世帯が増えてきて、それゆえに大きな広告も増えてきたのだろうか。だがそれぞれの記事は記者らが必死で追いかけたものであることには違いない。次から新聞記事を読む時はそんな記者の思いを感じ取りながら読むことに。

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Author:あまざけ
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