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映画:パンズ・ラビリンス/EL LABERINTO DEL FAUNO
2009年04月14日 (火) | 編集 |
パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]
(2008/03/26)
イバナ・バケロ セルジ・ロペス マリベル・ベルドゥ ダグ・ジョーンズ

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監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イナバ・バケロ、セルジ・ロペス他
1944年、スペイン。内戦終結後フランコ政権に反発するゲリラ部隊との闘争が続いていた。少女オフェリアは仕立て屋の父親を内戦で亡くしていた。母親はフランコの部下ビタル大尉と再婚し臨月を迎え、ゲリラ鎮圧の任務についていたビタルの元へオフェリエと共に向かうことになった。

ビタルの興味はもうすぐ生まれてこようとしている自分の息子だけ。オフェリエには冷淡な態度をとり続ける。オフェリエにとっては悲しい現実。そんな彼女の前に妖精が現れ不思議な世界へ導くのだった。そして迷宮の入り口でパンに会い、彼女は王国の王女だと言われる。そして彼女が王女であることを確かめるために3つの試練を与えるのだった。

軍とゲリラとの悲惨な戦いと平行してオフェリエの身に起こる不思議な出来事。現実と物語の中で不思議な感覚にとらわれながらラストを迎える。オフェリエは生まれてきた弟をパンのいう通りには出来ず追いかけてきた義理父であるビタルに銃で撃たれてしまう。こんなひどい事ってあるのか・・・・・。
だがオフェリエは王女として地底の世界に戻ることが出来たのだった。
その地底の世界はオフェリエの人間としての姿ではなく、魂のみが行き着くことが出来る世界だったのだ。

ビタルの元へ来る道中でオフェリエが読んでいた物語。昔、昔、地底の世界には病気も苦しみもない世界がありました。・・・・・・・・・・。姫を亡くした王様はいつかきっと王女の魂が戻ってくることを信じていました。
この物語がラストシーンと結びつき、なにか物寂しいような不思議な感情にとらわれました。人間と言う生き物は争い殺しあって醜いというこの内戦の悲惨さを際立たせ、そんな醜い人間の姿ではこの地底の世界(幸せの世界)には戻ることが出来ないといっているかのように。魂が抜け横たわるオフェリエの人間としての姿が、子守唄と共に悲しい余韻を残していました。

地底の王国へ王女として戻ったオフェリエは人間の世界での悲しみをすっかり忘れて幸せに暮らすのでした。っと私なりの完。
テーマ:映画感想
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
> オフェリエは生まれてきた弟をパンのいう通りには出来ず

指示に従わない事によって救われるというこの結末は、「杜子春」を連想しました。一時はビタルに勝利したゲリラも、歴史に従えばいずれ滅び去るわけで、オフェリエが幸せに暮らす「地底の王国」は、現実のフランコ独裁から自由になれるのは、空想の世界だけである事を象徴しているのかもしれませんね。
オフェリエと母に対するビタルの態度は、現在の視点から見ると非道と思えますが、「男性優位」がヨーロッパの中でも際立っていたフランコ時代のスペインでは、割と普通だったのかもしれません。
2009/04/17(Fri) 20:02 | URL  | X^2 #CypyILE6[ 編集]
X^2さん、こんにちは!
あの時代を生きる厳しさがひしひしと伝わってくる作品でした。悲しいラストでした。せめてもの私なりの物語の完(本文中)って思いたいです。

>オフェリエと母に対するビタルの態度
なるほど。時代背景も考えると、物語と現実を上手く交えてすごくよく出来た作品でしたね。
2009/04/18(Sat) 17:45 | URL  | りり・か #wHhvrTWQ[ 編集]
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