2007年12月06日 (木) | 編集 |
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監督:マイケル・ウィンターボトム
製作:ブラッド・ピット
原作:マリアンヌ・パール
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン他
ハリウッドのビックカップル、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーによる真実のストーリー。
なんて言えば興味を持ち見てみたいと思うことだろう。だが心して見た方がいいかもしれない。
華やかな世界に存在するふたりから想像もしなかったメッセージが送られたような気がした。
ニューヨークで発行される新聞“ウォールストリート・ジャーナル”の特派員であるダニエル・パールさんがフランスのラジオ局の記者を務める妻のマリアンヌさんと共に9.11後、中東各地を回り帰国する前の最後の取材となるはずだったパキスタンのカラチで起きたこと。
ダニエルさんはアルカイダに繋がる靴爆弾の男を調べていてある人物に会うと言って出かけたまま戻らなかった。
消息不明のダニエルさんを見つけ出すためにパキスタンテロ対策機関やアメリカ領事館、FBI、同僚などが必死の捜索をするのだが事実を元にした作品なので感動的ドラマチックな展開などない。始終緊迫した空気が漂い、ひしひしとマリアンヌさん、関係者の方の緊張が伝わってくる。
マリアンヌさんは当時妊娠中という身重の体だというのに非常に気丈な態度で、最悪の結果になった後も気丈な態度でものすごく強い女性を感じた。
本作品ではそんな強い女性マリアンヌさんをアンジェリーナ・ジョリーはメイクからも彼女の本当の姿を描きたいという熱意が伝わってくるようでした。著書の表紙のマリアンヌさんから芯の強い女性が感じられますが、そんなマリアンヌさんをアンジェリーナ・ジョリーから十分に伝わりました。さすがジョン・ボイドの娘と言うべきなのでしょうか。(アンジェリーナはそう言われるのをとっても嫌なようで苗字にあたるボイドを外しているといわれていますが)
そんな彼女の姿を伝えるだけでなく、ダニエルさんにおきたことは中東諸国で起きているさまざまなこと、インドとパキスタンの関係。印パ戦争。カシミールの領土を巡りパキスタンがアフガニスタンのタリバン勢力に傾いていたこと、イスラム教、ユダヤ教、アメリカなどなど複雑なさまざまな問題を考えさせられるものでした。古代から続く終わりなき戦いなのか。貧富の差が生み出す信じる神の教えの違いなのか。
いろんなことを考えさせられる、あの華やかなふたりから想像できないような作品でした。ブラッド・ピットが読んだこのマリアンヌさんの本。ピットの強い熱意が映画化となったわけだが、ブラピを見る目が今後変わりそうな気がする。
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